NOVEL
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2024-08-14 22:56:57
02話:噓の色
誰かが扉をノックする音が、僕のいる部屋に静かに響き渡る。かと思えば、扉は僕の返事を待たずに無造作に開かれた。 「あ、いたいた。今着いたんだって? ……って、部屋こんな色してるんだね」 そう口に
2024-08-14 22:37:47
01話:ホワイト
世界はきっと、沢山の色に溢れている。目に映るモノ以上に蔓延るそれらは、恐らく認識されることを望んでいるから色づいているはずなのに、人間の能力の限界によって把握できない色は山のようにあるのだろう。
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