相谷周りの話は、プロット当初から特に設定等は変わっていないと思います。まともなプロットがあったかどうかはさておき…。
相谷メインの四章も元からああいう感じだったんですけど、一番悩んだのが「相谷は母親を殺したか否か」という部分でした。その辺って結局本編では有耶無耶になってるんでしたっけ?(記憶喪失)
タカハラがその辺り姉に進言してた気がするんですけど、してないかもしれない。すまん。
でも村田がやってないって言ってたのでやってないんだと思います(謎の圧倒的信頼)
これ書くときに4章を見返したら、村田が非常に相谷に優しくてにっこりした。相谷を気にかけてくれてありがとう。
あと池内が「普通に考えてあり得ないですよね」って言ってて辛辣で笑っちゃった。それはそう…。
相谷と神崎が噂について話をするシーンがあるんですが……そういう話をするのは神崎が初めてだったんじゃないかと思います。神崎ってやっぱりヤベー男だと思う。吸収材としての能力が余りにも異常。
でもその神崎をもってしてああなってしまうわけで。世の中って非情やなって。
タカハラが「相谷くんは家族が亡くなってからの方が圧倒的に治安が良くなったのであれはあれで良かったと思っているのではなかろうか」的なことを言っていたんですけど、いやほんと、マジでそうなんですよ。
口に出したら倫理的な問題があるから言わないけどそうなって良かったって思うことって人生生きてると何度かあると思うんですが、その最たる例の一つって感じ。
行きついた先がおじさんとおばさんで良かったな……やっと平和になったな……という感じ。故に、相谷が居なくなったことを考えると居たたまれないし、両親も両親だが姉お前ほんまって気分。思い返したらむしゃくしゃしてきた。
実際相谷の身に何があったのかというのを説明しようにも、姉がマジもんの悪霊だったんだろうなとしか言いようがない。これ以上想像したくない。
あとは、相谷の話を五章にするか四章のままにするかでかなり悩みました。そして当初の予定通りに進行したら、橋下の話がかなり分厚くなってしまったわけなのですが。あんなに長くなるとは思ってなかったよ(橋下を語る会の時にまた言いますが)
そういえば、最後の最後に相谷の死体を村田と池内が発見するというシーンを想定していました。していたというか、本編に無いだけでそうなんですけど。今思うとちゃんと書いておけば良かったかもしれないと思ったりもするんですけど、でもやっぱり書きたくねぇなと思います。
これ書いたとて何も解決しないからね、しょうがないね。