
この世に溢れている沢山のそれ
ジャンル:埋もれた記憶と出会う物語
Keyword:色|異空間|日常|幽霊
気がつくと一面が白に包まれた空間に足を踏み入れていた主人公の相谷 光希は、自身を支配人と名乗る人物に出会いホテルのような場所に案内される。
そこで出会う知り合いを介して、彼は置いていくつもりだった自身の記憶と、取り戻せない今を見つめていく。
とある登場人物の四人それぞれに焦点を当てて描かれる、静かな優しさで溺れる物語。
登場人物

相谷 光希(あいたに こうき)
「カラールーム」の主人公。高校一年生。
目が覚めたら白い空間に居た。

橋下 香(はしもと きょう)
相谷の知り合いだと名乗る、高校二年生。

神崎 拓真(かんざき たくま)
高校三年生。図書館によく足を運んでいた。

宇栄原 渉(うえはら わたる)
高校三年生。神崎とは小学生からの仲。

雅間 梨絵(みやま りえ)
図書館にて神崎と知り合う。高校二年生。

中条 桃花(なかじょう とうか)
図書室でとあるものを拾った人物。高校一年生。

柳 祥吾(やなぎ しょうご)
中条の前に現れたとある男。

タカハラ
橋下の知り合い。神出鬼没。

支配人
自身を支配人と名乗る人物。困っていた相谷を導いた。

案内人
自身を案内人と名乗る人物。何かにつけて助言をする。

掃除士
掃除士と呼ばれている人物。その辺でよく寝ている。